平和の尊さと危機感

今日で63回目の敗戦の日を迎える。

毎年この日とりあげるられるのは、


靖国神社参拝問題
http://:title=http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080815k0000e010077000c.html


アジア諸国の反応
http://:title=http://mainichi.jp/select/world/news/20080815dde007030102000c.html


と、今日という日を純粋に戦没者を追悼し、これからの未来や平和をじっくり考える日にするには
政治家の先生達にとっては難しいみたいだ。


海外での戦死者の死亡確認はまだ終わってないらしいし、
戦争に纏わる裁判も毎年何かと耳にする。
戦後60年経っても、すべてを終えることができていない。


ただ、日本の国民の戦争や平和への意識が薄くなっていく。
・・・かという私も、小さいころは祖父母の話をよく聞いていたり、
アメリカに留学して戦争について改めて考えさせられたりと、
戦争や平和については敏感だった。
しかし、年々意識が薄れていくのを感じる。
それは、日々の慌しさなどは言い訳にもならないし、恥ずかしいと正直思う。
環境問題と同じで、当事者意識が薄いと何の解決にもならない。




本日の日経新聞の朝刊の社説では、
ドイツのワイツゼッカー元大統領の言葉をとりあげている。


「過去に目を閉ざす者は未来に対してもやはり盲目となる」


いくら自分や周りの人たちを幸せにしたいと願っていても、
「過去のことは知らない」では、いつかすまされなくなると思う。
その時はじめて自分が盲目だったことに気づくことがないよう、
過去・現実・未来に目を背けないようにしたい。


追伸:
以下、戦争や平和を考えるに当たって、また現実をより深く知るのにお勧めの2冊です。

戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方―エコとピースのオルタナティブ

戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由