決断力

本が好きなので、読んだ本はこのブログで紹介していきたいと思う。

会社の同期に薦められて読んだ本。
棋士の方というと、遠くの世界に感じてしまうが、
棋士である著者が書いたこの本は多くの経営者から愛されている。



『決断力』羽生善治角川書店

決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)


●書簡●
わかりやすい文章だったので頭に入りやすかった。
普段、様々な情報を取捨選択して、意思決定をされている人だろうから、
文章を書くときも、頭の中でしっかりきっちり整理してアウトプットしてるのかな。

著者の経験から抽出されている名言は心に響いた。


●あらすじ●
著者が決断をするにあたっての、プロセスを様々な面から紹介されていたり、
重大かつ迅速な決断するにあたって、
どのような素地を普段から培っておくべきかについて述べている。


●心に響いた言葉たち●
「→」以降は個人的なコメント

「欠点は裏返すと長所である」
→長所の裏返しは欠点であるという言葉はよく聞く。
 勝負のときに相手の悪いところを探そうとするが、
 実は相手の長所から相手の短所を考えるのがシンプルで
 かつ正確のように感じた。
 勝負のときは、お互い自分の欠点をみせないようにしているものだ。
 攻めながら血眼になって欠点を探すより、
 相手の長所をいち早く認識することで、同時に欠点が見えてくると思う。


「才能とは、同じ情熱、気力、モチベーションを持続することである。」
→簡単そうで難しい。どんな人にも波はあるし困難がある。
ちなみに、「プロはこれらを持続して仕事に取り組める人」だそうです!
私はまだ新社会人なのでこの辺はまだまだそうではないけど、
尊敬できる先輩社員の方々や世の中で尊敬できると思う方々はそうだなぁって思う。
そして自分もそうであるように心がけている今日この頃。



羽生さんとは、以前お会いしたことある。
大学時代にスタッフで入っていたイベントで講演をして頂いた。
(ちなみにその時は羽生さんの講演のタイムキーパーでめちゃ近くにいたw)
その時のテーマも確か「決断力」だった。

講演を聴いたのは、2年前。
講演もすばらしかったけど、現在本を読んだときの方が羽生さんがおっしゃることが
ただ理解するだけでなく、「実感」したことが多い。


確かにこの2年間は「決断」がたくさんあった。
これからも多くの決断があり、学生時代よりさらに重い決断にせまられることも多いだろう。
決断に迷ったとき、または目まぐるしい日々の中で自分の決断の目を曇らさぬよう、また読みたいと思う本でだった。



最近では森内俊之名人を破り永世名人になった羽生棋士が取り上げられていた。
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/entertainment/CO2008061701000777.html

今後もご活躍を期待しています!